訪問介護は移動も仕事の一つで、都会の方にはわからないかもしれませんが、田舎の方ですと、1日100キロ移動なんていう訪問介護員さんもいます。
訪問介護の仕事をしたことにない人にとっては、移動するからには、求人票にガソリン代の記載されていないが支給されるのかどうか?とこのあたりが心配になる事項の一つとなっています。
また、一方で訪問介護の事業所を経営されている方は、「ガソリン代は計算が大変」「いくら支給すればいいのか」と悩んでらっしゃる方もいると思います。
今回は、訪問介護で、サービス提供する場合には、ガソリン代が支給されるかについて解説していきたいと思います
誰の車で移動するのか
常勤の訪問介護員さんの場合は、会社から車ごと貸し出される場合があります。
この場合は、ガソリン代はもちろん支給されません。
ちなみに、会社までの自家用車での通勤の手当ては出るかもしれません。
この場合は、保険や車両の管理も全て事業所にお任せですので、仕事に集中できます。
自家用車を使用する場合
訪問介護の事業所で働くパートさん(通称登録ヘルパーさん)の場合は、自家用車を使用して、直行直帰でご利用者様のご自宅に伺うケースがほとんどです。
この場合がどうなるかということですが、本当に事業所ごとに様々な形態があります。
大体は、ガソリン代が、あらかじめ時給に組み込まれている場合と、別途計算式により算出した額で支給される場合の2通りが考えられます。
時給にガソリン代が組み込まれている場合は、時給が高めに設定されています。
おおよそですが、1500円以上が目安です。
ですが、距離などを考えると、かなり時給が安くなってしまう場合もありますので、ご注意ください。
ですがこの計算式は、訪問介護の事業所にとっては、給与計算が非常に楽になるのです。
別途でガソリン代が支給される場合には、時給がやはり安く設定されてしまいます。
そして、ガソリン代を別途計算(この計算式もたくさんの種類があります。)して、支給してもらいます。
ですが困ったことにガソリン代は、変動するものです。
ですから、このことを考慮して、ガソリン代の月平均の店頭価格から、平均の値段を割り出し、毎月変動させて支給されるという訪問介護の事業所もあります。
また当然ですが、訪問介護の事業所によっては、ガソリン代が高くなっても、安くなっても変わらない場合もあります。
この場合は、最初からガソリン代120円の設定が多いです。
まとめ
説明してきましたが、実際のところは、ガソリン代が支給されるか、されないかは微妙なところであることがわかったと思います。
さらには、訪問介護事業所の求人表などをみただけではわからないと思います。
ですから、きちんと面接に、このような知識を持って挑めば質問もできると思いますので、働く前にきちんと確認しておきましょう。
訪問介護の事業所の方は、他の事業所との違いを出して、訪問介護員さんの確保に努めるようにしましょう。