訪問介護の事業所が担うべきチーム内での役割とは

訪問介護の事業所の役割を問われた時に、きちんと返答できますでしょうか。

訪問介護の事業所を運営していますと、目先の仕事に気をとられてしまい、大局を見ることができずに、どうしてもその役割を忘れてしまいがちです。

今回は、そのような訪問介護の事業所が担うべき(ご利用者様をケアする)チームの役割について、解説して行きたいともいます。

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訪問介護事業所の強みによる大きな役割

訪問介護の事業所は、ご利用者様の生活に密接に関係しています。

ですから、ご利用者様の状態の変化や細かな気づきをすることができます。

例えば、孫さんが同居するようになった、遠くの息子さんが戻ってきているなど、家族の構成などが変化する場合がります。

このような情報は、介護支援専門員などは、月に1回程度しかモニタリングのための訪問をしませんので、主介護者との会話の中で話題に上がらなければ、気づかないままスルーしてしまうことがあり得ます。

このような、家族の情報をフィードバックすることも、訪問介護の事業所の大きな役割の一つです。

また、ターミナル期であれば、その役割は増大します。

ご利用者様の日々の細かな変化に気づくのは、一番近いところで、サービス提供している訪問介護員さんです。

この気づきを、また医療職へフィードバックすることが大事です。

このように、チーム内では、訪問介護の事業所として細かな報告をすることが大きな役割の一つと言えます。

訪問介護事業所が果たすべき地域での役割

訪問介護員さんは、ご利用者様のお宅に出向き、仕事をしていますので、言い換えれば、地域に出てお仕事をしているということになります。

社会福祉士のように、コミニティワークを展開するということではありませんが、ある程度地域の課題についても分析をしてフィードバックをすることが大事です。

例えばですが、「お隣の〇〇さんがお亡くなりになった」という情報は、生かされなければ、そのままスルーしてしまいます。

ですが、チームへ報告し共有することで、実は、「ご利用者様の昔の親友で、身体を悪くしてから会っていなかったが、実は心の支えだった」などの情報を得ることができ、適切な言葉かけと対応ができるかもしれません。

このように、地域を移動しているだけで、確保できる情報などを、チームのしかるべき担当者へ報告することも大事な役割の一つです。

まとめ

このように、訪問介護事業所は、チーム内でも大きな役割を持つことを認識しつつサービス提供を行うようにしましょう。

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