訪問介護の事業所では、訪問介護員さんのスキルアップを図りたいと、あの手この手を尽くしているのでないでしょうか。
ですが、スキルアップの研修を開催しても、参加率が悪く、どうしたらよいものかと頭を悩ませている訪問介護の事業所さんも多いのではないでしょうか。
訪問介護の事業所でいかにスキルアップを図って行くかについて解説していきたいと思います。
とにかく研修会には参加してもらうためには
研修会を企画しても、訪問介護員さんが参加して来ないのでは意味がありません。
特に、パートの訪問介護員さんは、家庭の事情などもあり、なかなか企画しても参加できない事情もあるのはわかります。
ですから、「研修をやるから来い」ではなく、「研修をやりたいけどいつがいいかな」くらいの姿勢で企画しなくてはいけません。
それでもどうしてもダメという場合には、個別でもいから来てもらい、なんとか研修を受けられるように柔軟に工夫することが大事です。
Aさんは受講したのに、Bさんは受講していないでは、訪問介護の事業所のスキルアップを図ることはできません。
技術の研修ばかりではいけません
訪問介護の身体介護の技術の研修や、情報公表などに設定されている研修ばかりをやってしまう気持ちはわかります。
そればかりでは、研修内容としては、不十分であり、コミュニケーションや接遇の研修も行うことがスキルアップのためには必要になります。
これで、スキルアップの研修内容としては十分です。
評価を必ず行う
必ず、研修の後には、評価を行うようにしましょう。
もちろん、事業所が客観的に行うことも重要なのですが、訪問介護員さんにも自己評価を行なってもらうようにしましょう。
評価を行うだけでもいいのですが、それはひと時のスキルアップで終わってしまいますし、事業所の全体のスキルアップにはつながりません。
自己評価と訪問介護の事業所が行なった評価をもとに一定の効果が上がった場合は、やはりボーナスやその他の方法により、報酬を発生させることが重要です。
やはり、なんだかんだと、現物をもらうことが一番嬉しいですし、自分も頑張ったなと実感を味わうことが、事業所全体で継続してスキルアップすることが可能になります。
まとめ
このように、研修を開催することは大事なのですが、参加率をあげていくことがまず大事になってきます。
参加したからと、訪問介護員さんのスキルアップを一朝一夕で測ることは困難ですが、少しづつでいいので、研修を積み重ねていくようにしましょう。