訪問介護事業所で管理者の役割

「次の辞令で訪問介護事業所の管理者に就任する予定だが、管理者は何をすればいいのかと」心配な方、また、「事業所で管理者は何の仕事をしているのかと」疑問に思っている方いませんか。

介護サービスでは、法令などにも明確にこの仕事ですと具体的に規定されているわけではありませんので、その業務分担を分けて考えることはなかなか難しい事かもしれません。

単独の訪問介護事業所の管理者の場合などで考えた場合は、サービス提供責任者などで兼務することが多いですので、業務分担を分けることは一層難しいかもしれません。

ですが今回は、代表的な業務を整理した状態で、管理者の仕事について解説していきたいと思います。

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訪問介護事業所における管理者の業務内容とは介護保険の運営

その業務は、訪問介護事業所の規模にもよりますが、多岐に渡ります。

管理者の一番の仕事は、きちんと介護保険制度に則って、サービス提供がされているかどうかを確認する事です。

基本的な事ですが、「変更届出の提出」「加算関係の届出の提出」などは、きちんと遅延なく行わなくてはなりません。

このように、介護保険の根幹をなす重要な業務を追っていますので、その責任も重大です。

また、当然ですが、監査などで行政処分となった場合や、指定取消となった場合には、その責任も負わされることになります。

この場合には、欠格事由に該当してしまいますので、5年以内は自分で介護の事業所を開業できなくなりますので、ご注意ください。

また、悪質な場合は、関連する資格の剥奪の可能性もあります。

こうなりますと、介護の仕事の道が絶たれかねませんので、適切な介護保険事業所の運営に力を注ぐ必要があります。

管理者の業務とは人事の採用等の計画立案

次に、人事採用の計画、日々の勤怠管理です。

きちんと職員が、勤務して、日々の人員基準を満たしているかの確認は、介護保険法令をきちんと遵守しているかどうかにも関わる、重要な仕事の一つです

また、辞めてしまった職員の補充のために求人を出したりするなども仕事に入ってくると思われます

管理者の業務とは売り上げや支出の管理

これは、訪問介護事業所の運営にとっては、一番大事な仕事かもしれませんね。

売り上げがなければ、事業所の運営はできませんし、存続に関わる重大な事項でもあります。

収支をきちんと把握して、健全な訪問介護事業所の運営を考える必要がります。

ですから、管理者は必要性があれば率先して営業をしたり、コストを削減したりするなどを行うようにしましょう。

まとめ

このように、実際に書き出してみると、訪問介護事業所の管理者の仕事とは、代表的なものを挙げただけでも多岐に渡るということがわかるとおもいます。

管理者の就任の方は、これまでのことを頭に入れておいていただきつつ、業務に当たってください。

また、職員の皆さんも「管理者がいるからいいや」ではなく、協力して訪問介護の事業所の運営を頑張ってください。

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