訪問介護の事業所を運営していますと毎日がトラブルとの戦いです。
ほぼ毎日トラブルのない日はありません。
軽微なトラブルから、訴訟問題となるうるトラブルまで様々あります。
今回は、そんな訪問介護の事業所における、発生しやすいトラブルについて解説していきたいと思います。
訪問介護の事業所で発生しやすいトラブルその1
訪問介護員さんが訪問したら、ご利用者様がいないということはよくあるトラブルの一つだと思います。
「あー今日も〇〇に行ったのだな」くらいで行き先がわかれば、サービスが提供できないという程度で、大きなトラブルにはなりません。
ですがこれが、徘徊等によるものなどですと、トラブルは深刻さを増すことになります。
どうしても、訪問介護のサービスの提供開始時に行方不明が発覚しますと、きちんと事前に取り決めを確認しておかないと、訪問介護の事業所が責任を問われる可能性があります。
きちんと決めていないために、捜索なども訪問介護の事業所などが行うケースも少なくありません。
結果として、訪問介護の事業所が捜索したものの、結果発見できず、警察に捜索願いを出すなんてことで、まだ見つかればいい方です。
最悪の場合は、死亡していたなんていうこともない話ではありません。
このトラブルの対処方法としましては、介護支援専門員さんやその他のサービス提供事業所様と連携し、徘徊し行方不明になった時の緊急手順について、あらかじめ定めておくようにしましょう。
訪問介護の事業所で発生しやすいトラブルその2
徘徊に似たようなところがありますが、訪問したら亡くなっていたということも度々あります。
この場合には、発見した訪問介護員さんは必ず取り調べを受けることになります。
半日以上、下手をすると1日以上拘束されることもあります。
これは、回避できませんので、遺体を発見した時の、緊急連絡体制の確保はもちろんですが、取り調べの際には、訪問介護員さんのフォローができる体制を作っておくようにしましょう。
訪問介護の事業所で発生しやすいトラブルその3
いくら確認しても、発生するのがご利用者様へのサービスの抜けもれです。
訪問介護員さんとのやりとりミスや、介護支援専門員さんとの連絡ミス、書類のチェックミスなどあげればその原因は数多く存在します。
謝罪等で済めばいいのですが、そうはいかないこともあります。
サービス提供に穴を開けてしまいますとその、ご利用者様の命に関わること可能性もあることは、いうまでもありませんね。
一番悪いのは、サービスが漏れたことにより、その訪問介護のサービス提供時間帯でご利用者様が死亡していたなんてことになりますと、訴訟問題に発展しかねませんし、実際にそのようなこともあります。
対策としては、常に確認・連絡の繰り返ししかありませんが、それが一番大事な作業になります。
常に緊張感を持って、サービス提供に当たりましょう。
まとめ
この3つが代表的なトラブルではないでしょうか。
ですが、事前に対策を立てることで防ぐことができますので、今一度確認してみてはいかがでしょうか。