訪問介護のサービスで身体介護01が創設されてから、身体介護1はますます重要になりました。
なぜ訪問介護のサービスで身体介護1を算定することが重要なのか、算定できないと破産してしまうのかついて解説していきたいと思います。
身体介護1とは
訪問介護のサービスで身体介護1とは、しばらく訪問介護のサービス提供時間区分の最小単位数でありました。
ですが訪問介護のサービスで、身体介護01が創設されたために、二番目に短い時間区分となりました。
その提供すべき時間数は、20分以上30分未満で、これはずっと変わりありません。
身体介護01の単位数は、165単位で、10分しか何も関わらず、80単位となっています。
また、みなさんの事業所では、訪問介護のサービスで、身体介護1のサービス内容はどのようなものが多いでしょうか。
オムツ交換などの排泄の介助や通所サービスの身体にかかるサービスを伴う送り出しなどが主なものとなっているのではないでしょうか。
実は、訪問介護のサービスの身体介護01も同じようなサービス内容となっていたります。
このように、サービス提供内容は似通っていますが、訪問介護のサービスで身体介護1を算定するか、身体介護01にするかは、介護支援専門員さんがある程度の舵取りを行います。
介護支援専門員さんが、アセスメントを実施し、問題を抽出し、居宅サービス計画書の原案に、どちらのサービスを適切に位置付けるか?というところからすべが始まります。
その後、をサービス担当者会議で、ご家族様等の了承を得て、訪問介護計画に適切に位置付けてから、身体介護1か身体介護01かどちらかが算定されることになります。
なぜ倒産してしまうのか
ここまで説明しましたが、そんなことは知っていると聞こえてきそうですが、このことが事業所の存続に関わる場合があるのです。
都会の事業所さんの方は、ピンとこない方が多いのではないでしょうか。
田舎になると、移動距離が身体介護01の算定で、20分のサービス提供に30分以上かけて移動することがあります。
この例の場合ですと、1時間おきに訪問するとしても、訪問介護員さんはどこにも行けませんし、間で別のお宅に訪問することができませんので、ただ待機することになってしまいます。
ですから、状況によっては、身体介護01のサービスを提供することは非常に困難が伴う場合があります。
ですからこのような仕事ばかりでは、はっきり言って倒産します。
ですから、身体介護1か身体介護01かの算定の根拠の妥当性をよくよく精査して、コストと照らし合わせなくて、サービス提供するかしないかを精査しなくてはいけないということですね。
まとめ
漫然と仕事を受けていてはダメですね。
これがきちんと、先にも説明しましたように一連の流れに沿っていているサービスでも、コスト的にはどうなのかをよく検討し、必要に応じて訪問介護のサービス提供をきっぱりとお断りすることが、事業所の存続には重要になってくるということですね。