訪問介護事業所では、ご存知の通りプライバシー保護が規定されています。
個人情報の使用同意書などにより使用範囲を決めて、ご利用者様から同意を得ておく必要がります。
個人情報が漏洩した場合には、処罰の対象となる場合もありますので本当に細心の注意を払いましょう。
例えばですが、個人のファイルを持ち出して、サービス提供中に車に放置などしていませんか?
ご利用者様の情報を公共の場で出してお話ししていませんか?
このように、いくらプライバシー保護をしていますと言っても、個人情報の漏洩はいつでも、誰にでも起こり得る問題であると言えます。
このようなことにならないように、訪問介護事業所で、プライバシー保護を遵守するために必要なことについて解説していきたいと思います。
プライバシーを保護する上で必要なこと 外食編
訪問介護員さんの仲間で、飲み会、ランチやディナーなどで親交を深めることは非常に良いことだと思います。
ですが油断大敵で、ここが一番プライバシーの保護に配慮しなくてはいけない場面になります。
同僚で集まりますと、ついつい仕事の話で、愚痴を言い合うようになりがちです。
訪問介護員などの皆さんは、ご利用者様に対する愚痴になったりすることは否定できませんよね。
もうここで、アウトですね。
個人情報が漏れてしまっています。
みなさんがサービス提供している範囲は、訪問介護員さんたちにとっても生活圏でありますし、ご利用者様にとっての生活圏でもあります。
誰がどこで話を聞いているかわかりません。
十分に注意して、個人情報が漏れやすい場面だと認識して同僚との会話を楽しむようにしましょう。
プライバシーを保護する上で必要なこと 家族の会話
「今日はね、お仕事でこんなことが〇〇さんの家であってね」
注意するまでもなく、冒頭から、個人情報が漏れてしまいました。
訪問介護員さんと家族で、このような会話になりがちです。
家族を信用していないわけではありませんが、家族には、専門職としての守秘義務の規定はありませんし、何気無い会話で外部に漏れる可能性は否定できません。
家族との会話でも、十分に注意するようにしなくてはいけません。
書類管理に注意
訪問介護員さんは、移動することが仕事です。
ですから、SNSなどを使用して業務のやりとりを行なっているケースも多いと思います。
そのやりとりの中には、個人情報がたくさん詰まっていませんか。
紙ベースの情報をそのまま落とすよりはいいですが、タブレットやスマートフォンを落とした、紛失するなんてことは、日常に起こりがちなことですよね。
ロックがかかっているとは言え、注意が必要です。
まとめ
このように、何気ないところで、プライバシーの保護に留意していけば、個人情報が漏れるなんていうことはないと思います。
日頃から、意識して注意していきましょう。