在宅酸素を利用しているご利用者様のお宅にサービスを入ったことはありますでしょうか。
訪問介護で初心者の頃は、在宅酸素をご利用されている方のお宅にサービスに入るときに緊張しませんでしたか?
「自分がサービスに入っているときになんかあったらどうしよう」というのが主な悩みであると思いますが、注意点さえ押さえておけば何ら心配ありません。
訪問介護で在宅酸素を導入しているご利用者様に対する注意点について解説していきたいともいます。
在宅酸素の注意点
在宅酸素の管理は、多くは医療行為になっています。
ですから、注意しなくてはならないのが、訪問介護員さんが、精製水の追加や流入量を調整したりはできませんし、出先でのボンベも交換もできません。
グレーゾーンですが、在宅酸素の管理をご本人様ができるという前提で、訪問介護員さんがお手伝いをすることは、判断が分かれるところですができます。
また、在宅酸素で療養されている多くのご利用者様は訪問看護のサービスを導入していると思います。
何かあった場合の注意点
在宅酸素で療養されている方は、通常の方よりも連絡体制が実はきっちりしています。
ですから、訪問介護員さんがサービスに入った時に、何か異変があった場合には、体制がきっとしていますので、落ち着いて対応すればなんら問題はありません
ですが、緊急連絡先がどこに書いてあるのか?連絡先がわからなくては意味がありません。
日頃から、緊急の時にはどこに連絡するのか確認をしてくことが重要です。
連絡さえすれば、24時間365日、使用している在宅酸素の納入している業者多条件を満たしている訪問看護の事業所には連絡が取れます。
ですから、何か機器の異常を発見した場合は、在宅酸素を納入している業者さんへ連絡するか、訪問看護の事業所に連絡すれば大概のことは解決します。
ここで1つ注意点です。
サービス担当者会議などで訪問看護の事業所で緊急時訪問看護加算を算定しているか確認してください。
この算定がない場合には、訪問看護の事業所に連絡してもすぐに指示等がいただけたりしてもらえない可能性があります。
サービス提供責任者の方は、サービス提供前に確認しておきましょう。
同時に主治医との連携についても、どこまで対応していただけるのかも、確認しておきましょう。
まとめ
このように、在宅酸素で療養されているご利用者様へサービス提供する場合は、最低限度の確認事項さえ、クリアしていれば、何ら問題はありません。
この記事も参考にされて、苦手意識は捨てて在宅酸素のご利用者様に安心してサービス提供に当たるようにしてください。