訪問介護の事業所の管理者の方は、職員会議の時は、どんなお話をされていますでしょうか。
多くは、会社の経営の状態や連絡事項を伝達したり、売り上げについて話し合いをしたり、サービス提供時における問題点などを出し合ったりしていれば、会議の内容としては十分だと思います。
ですが、この中で売り上げについてと記載しましたが、この話題は、時と場合により使い分けをすることで、さらに内容が充実した職員会議になりますので、そのタイミングについて解説していきたいともいます。
売り上げと聞くと嫌悪感を覚える場合
訪問介護員さんには、ご存知の通り色々なタイプの方がいます。
中でも、案外一番多いのが、訪問介護は、福祉の精神が旺盛でボランタリティに溢れていないとダメと考える方です。
このような訪問介護員さんに、職員会議の時に、売り上げの話をすると、すごい拒絶反応があり、場合によっては、やめてしまうことも少なくありません。
ましてや、直行直帰の多い、パートの訪問介護員さんの場合は、売り上げの報告以外に重要な伝達事項が沢山あります。
訪問介護員さんの場合には、売り上げよりも、きちんと日頃のサービス提供している中での問題点などを共有する方を優先しましょう。
でも売り上げを言わなくてはいけない時
サービス提供責任者の方は、責任を持って、訪問介護のサービスを管理していますが売り上げがわからないと見えない部分というものがあります。
例えば、訪問介護員さんから、「仕事の量が減った」と言われたとか、「今月は忙しかったけど何かあったかな?」など売り上げを知ることでわかることも多いのです。
管理者から、売り上げが下がったと報告があれば、「だから訪問介護員さんの仕事が減ったか」とわかるようになりますし、売り上げが上がっていれば、「だから忙しくなったのだ」と具体的に理由が明確にわかるようになります。
その数値を把握することで、このようにサービス全体の見えない部分も把握することができるようになります。
また、単純に売り上げが上がれば、やはり嬉しいものですし、下がれば、頑張ろうという気持ちになるのが、サービス提供責任者の性でもあります。
まとめ
最終的には、何を言ったところで、売り上げの上がり下りについての責任は、管理者さんにあります。
ですから、うまく売り上げの情報をタイミングよく使いこなして、従業者の方とうまく付き合っていくということが非常に大事ということです。