突然ですが、訪問介護でサービスに入る時は、少し憂鬱になりませんか?
「全身清拭をするなら、全身浴の方がいい」なんて方もいらっしゃるのではないでしょうか。
なぜ、訪問介護員の皆さんが、苦手かと言いますと、一番ご利用者様からご意見を頂戴するからではないでしょうか。
一度、自分でしてもらうとわかりますが、とにかく手早くやらないと、さっぱりするどころか、とても寒くなって、ご利用者様は嫌になってしまうのです。
とにかく、ご利用者様は、寒がりであることを念頭に置き、注意と配慮が重要です。
ではこれから、全身清拭を寒がらせずに実施するコツについて解説していきたいと思います。
細かな、清拭の手順については、各種テキストに委ねることにいたします。
とにかく訪問介護における全身清拭は準備が命
訪問介護で、全身清拭のサービスを実施するためにまず行うこと、それは、物品を揃えるところからだと思います。
ここで、漫然と準備するのが失敗の始まりまりです。
頭の中で、全身清拭をしているイメージで、順番に物品を揃えましょう。
全身清拭中に、物品が足りなくて、ご利用者様から離れるなんて、ナンセンスです。
ご利用者様が、実際にも寒いですし、気持ち的にも一番寒く感じてしまいます。
ちなみに、一番忘れやすいのが、オムツ類ではないでしょうか。
持ってきたつもりが、パットが1枚足りないなどありますよね。
ちょっとした工夫でポカポカ全身清拭
まずは、顔から清拭を開始します。
それから、今回は、手に移りますが、その前に洗面器に水を貯めます。
それから、手指を洗面器につけて、こするようにします。
これで、ご利用者様の身体もかなり温まるはずです。
それから、ズボンは、履かせたままで、上半身の清拭を行います。
次にズボンを脱がせて、陰部をお湯で洗浄しましょう。
ご利用者様の爽快感が格段に異なりますし、温まります。
それから、下半身の清拭を実施します。
そして、ラストは、足洗面器につけて、足浴を行いましょう。
ラストで、ズボンが濡れますと、ショックですので、足浴が終了するまでは、バスタオルなどで寒くならないように配慮するようにしましょう。
ラストに行うことで、爽快感にプラスして、身体が格段に温まります。
まとめ
全身清拭は、本当に大変ですが、とにかく、手早くやることが重要です。
そして、手や足などの抹消を温めることで、ご利用者様からの要望もかなり減ると思います。
ぜひ、上記の点を参考にしていただき、より良い訪問介護のサービス提供を行なってください。