訪問介護の事業所を開設したら、事業所の代表(社長)としてどのような心構えが必要になるのか、不安な方いませんか?
誰しも最初から、社長ではありませんので、全ての人が初体験になることなのです。
これは、訪問介護事業所で、雇用されて職員として管理者をするのとはまた訳が違いますし、そんなに甘くないことは、想像がつくと思います。
ですが、少し固まった考え方を捨てればそんなに難しい心構えは必要ありませんので安心してください。
では、訪問介護の事業所開設を考えている方が捨てなくてはならない心構えについて解説していきたいと思います。
ボランティア精神
ボランティア精神は、訪問介護の事業所を開設する際に、一番先に捨てなくてはいけません。
訪問介護の事業所を開設するということは、何度も繰り返しになりますが、会社を経営するということです。
社会的な責任として、訪問介護の会社を開設したからにはきちんと売り上げを伸ばし、納税をしなくてはいけません。
それだけではなく、従業員である訪問介護員さんの雇用(従業員さんとその家族の生活)を守らなくてはなりません。
また、訪問介護の事業所の特性として、(代わりの事業所もありますが、)ご利用者様への継続的なサービス提供も守らなくてはなりません。
さらにボランティア精神というものは厄介なものなのです。
例えば、ボランティア精神が強い社長(管理者)がサービス担当者会議に出席した時に、ご利用者様が少しでも困っている様子を見てしまうと、いてもたってもいられなくなってしまうのです。
このことをきっかけとして、保険適用外のサービスをしてしまったり、必要以上にサービスをしてしまったりとどんどんエスカレートしてしまうのです。
このことにより、ご利用者様の要求がエスカレートして、サービスがまわらなくなったり、介護保険の算定できないサービスを提供したことにより返戻となったり、自分の首を絞めて、会社を守ることができない結果となります。
これらは、よくある話ですので、ボランティア精神は、本当に捨てるようにしてください。
コスト意識
コスト意識ばかり持つと、訪問介護の事業所を開設してもうまくいきません。
このは、コストがかかるから断ろうなどと、仕事を取捨選択していますと、不思議なもので、そのうち新規の仕事が来なくなります。
損して得取れということがありますが、まさにその通りですので、新規の仕事が来た場合には、コスト意識は捨てて仕事を受けるようにしましょう。
まとめ
大きく分けて2つだけを捨てるだけですので、今後、訪問介護の事業所の開設を考えている方は、参考にされてください。